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愛犬プリン・・・・ 

先日、プリンが亡くなりました。
13歳と6ヶ月でしたが・・・・
この命、私の決断で幕を閉じたのです。

プリンは4年ほど前に乳腺腫瘍(当時、悪性か良性かはわからなかった)と診断され、大きくなる前に手術で取り除かないとならないよ・・・と
近所の獣医に言われていたのですが、私は年齢のこともあり麻酔が怖いのと、その手術を受けた後、年老いた体はかなりの負担がかかって逆に弱ってしまうのではないか?高齢なので手術中に麻酔で死んでしまうのではないか・・・年齢が年齢なだけに心配で、手術は避けました。
3年近くまでポリープも大きくならなかったので、シロート判断で良性のポリープだったんだろう・・・と!勝手に思っていました。
幸い、痛みもなかったのか?階段の上り下りも時には走ったりもして元気で過ごしていました。
が・・・今年の4月末頃から、どこからか膿でも出ているのか?と思うほどの悪臭があり、腫瘍の部分が破裂したのかと思って確認したが、なんでもなかった。
もしかして?口の中?とも思ったが歯がないのだから違うだろう?と!
そして、この頃も別に食欲がないだとか、散歩にも行きたがらないとか?そういった様子もなく普通だったので、あまり気にしなかった。
そして、5月の初旬、お散歩に行った時にプリンが口を半開きにしていたので、そっーと覗いて見た。
そして発見したのです。舌の下部分下顎に黒いきくらげの様なデキモノを・・・
口の中がそれも舌の下だから気が付かなかったけど、その部分が黒い
おそらく壊死しているのだろう・・・
その時納得しました。悪臭の原因はこれだったんだ・・・と!

その時はすでに手遅れの状態だったと思います。
乳腺腫瘍の事ばかりしか頭になかった私はまさか口の中がこんなにも酷い状態になっていたなんて・・・・もっと早くに色々とチェックしておけば・・・と何度後悔したことか・・・
それでも、その後プリンは食欲もあり・・・・たまに、左脚が痛かったのか引きずって歩いたりしていたが、階段の上り下りも自分でしていました。でも、口の中がここまで壊死してしまうまでには、そうとうな痛みがあったはずです。なのに・・・私は何も気が付かなかった。

言葉を話すことの出来ない動物は激しい痛みがあっても訴えることが出来ない・・・・
ただ、その激しい痛みにじっと耐えるしかない。そんな時、飼い主である私が気が付かなくてはいけなかったのに、何も気づいてあげられなかった。

それから徐々にプリンの体に変化が起こり始め、下半身が麻痺して支えがないと起きていられない。
もう自力ではなにも出来ず、唯一利く前脚をバタバタさせて体を回転させながら動き回る状態で、目の開いてるときは痛みに耐えているのか私の呼びかけには反応して目だけを動かしていました。
目を瞑ってる時は起こさないようにしながら様子をみていました
亡くなる2日前には自力でご飯も食べお水も飲んでいた。
次の日はもう自力では食べる事も出来ず・・・それでも何とか体を起こし支えながら、ペースト状にしたご飯を口元から出ている舌に乗せてあげるとペロペロと全部食べてくれたのです。
赤ちゃん用のポカリスエットもシリンジで飲んでくれました。
そして、翌朝、喉が乾いているだろうと、シリンジで舌から飲ませている最中にいきなり後ろに倒れてしまい、苦しそうに、もがき、かすかに出すため息交じりの声・・・・

もう口からは水さえも与える事が出来ない・・・・
目の前で襲いくる苦痛にただ耐えてるプリンに私は何もしてあげる事が出来ない。
この子にこれ以上の苦痛を与えることは出来ない。

そして私は、友人のyukaさんに同行して頂き病院へと向かいました。
yukaさんは私の決断に、まだ他の方法で痛みを取り除く事も出来るだろうから・・・と!私のしようとしている行為を止めようとしてくれていました。
一瞬その言葉で救われたような・・・
でも、もう他にプリンを苦痛から開放してあげる方法は他にはない・・と覚悟はしてました。

病院に到着してすぐに観ていただきました・・・やはり獣医さんも同じ意見でした。
モルヒネも3時間程しか効果はないそうです。

そして、どうかプリンを楽にしてあげてください・・・とお願いをしました。意識もはっきりしていて、言葉のわかるプリンは、獣医のすぐに楽になれるよ・・・との言葉と注射をしようとプリンの体に触れたとき、首を持ち上げ抵抗しようとしました。
その時はすでに注射されていました。横たわるプリンに、ただただ謝る事しか出来なかった私・・・私に出来ることは、苦痛から開放させてあげる事しかできない・・・プリンを安楽死させてあげる。これしかできなかった。
まだ息のあるプリンを抱きしめながら、謝ることしかできない私の手のひらをペロペロと舐めてくれた。胸が張り裂けそうな想いでした。
そして、さらに、もう一本の注射を・・・それから間もなくプリンは静かに息を引き取りました。

プリンの下顎が壊死していることに気が付いたあの日に私は決意していました。
人にどんなに非難されようと、私は安楽死を選びました。

私の中には後悔してもしきれないほど、プリンに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。
この13年半の間、プリンはきっと幸せではなかったと思います
まだプリンしかいなかった頃はプリンだけに愛情をたっぷりかけるてあげられていたのに・・・・私のエゴから犬が増えていき、手のかからないプリンの事はかまってあげる事さえしていなかった。
どんなに、甘えたくても、きっと自分には振り向いてくれないと諦めていたのでしょう。
偉そうなことを語っていても、結局はプリンを幸せにしてあげる事ができなかった。
プリンだけではなく、今いる手のかからない子達に対してもきっと・・・同じ事をしている。美味しい手作りのご飯を与えているから・お散歩にも連れて行ってあげてるから、この子達は幸せ・・・なんて事は絶対にない。
犬にとっての幸せとは、飼い主がどのくらい、自分に愛情をかけてくれているか・・・と言うことだと思います。

私は・・・飼い主として失格だと、改めて実感しました。

今回プリンの事ではyukaさんには大変お世話になりました
そして・・・プリンが息を引き取るまでの一部始終のつらい場面まで
一緒に見届けてくれました。
結果がこのようになるとは、予想もしなかったと思います。
yukaさん・・・本当にありがとうございました。
そして、すみませんでしたm(_ _)m

それから、今回のことはごくごくわずかな友人だけにしか話してませんでした。
共に一緒に悲しんで下さったnagooさん、そして、にこちゃん。
どんなに心救われたか・・・・
本当にありがとうございましたm(_ _)m

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2007年6月21日プリン永眠

どうか・・・プリン安らかに・・・・・

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この記事へのコメント

みゅちゃん、ありがとう・・・
そうだったね・・・ムサシくんも病気であっという間に逝ってしまったよね。
予期せぬ事態での愛犬の死は本当に辛いと想います。

最初の時点で麻酔が怖いだの老犬だのって言ってないで
何とかしてあげてれば、もっともっと長生きできたのに・・・と、今更後悔しても何もならないけど・・・・
そんな思いでいっぱい。
きっと幸せではなかったと思う。

プリンがいなくなってしまってから、お散歩にも連れていってあげてない。
プリンを思い出してしまうから・・・
でも、それじゃ、今いる子達が可哀想だよね・・・
プリンの為にも早く立ち直らなくちゃいけないよね。
いろいろ・・・ありがとうm(._.*)m
にこちゃん・・・
プリンの為に綺麗なお花をありがとう。
プリンは手のかからない本当に利口で良い子でした。
その子を苦しめてしまい、いったいプリンが私に何をしたの・・・って、自分を責めても今更遅いよね。
プリンの犬生の後半はきっと幸せではなかったと思う。
結局・・・私はワンコ達を不幸にしてるのかも知れない。
本当に犬の事を想っているのか・・・わからなくなっちゃったよ。

プリンの事が頭から離れないです。
今回の件ではいろいろとありがとうございましたm(._.*)m
にこちゃんのところも大変だったのに・・・
もちこちゃんとプリン、会えたかな・・・^^

まりあさん・・・・
心温まるコメントありがとうございます。
本当は一番気を配ってあげなければいけなかった。
プリンに苦痛を与えたのは私なんです。
私にとっての後悔とはプリンに対しての愛情もそうですが、すべてにおいて無関心だったって事なんです。
その結果プリンを苦しめてしまった。
プリンに対して何もしてあげられなかった・・・・
これは私の頭から離れない。安楽死させたことではなくて、安楽死をさせなければならなくさせたのは私だったってことなんです。
最後の最後まで、プリンには辛い思いをさせてしまったこと・・・
これは私の後悔してもしきれない罪です
ほんとうの愛犬家ではないですよね。
yukaさん・・
一緒に病院へ同行しちゃった為に・・・
本当にいろいろとありがとうございました。
m(._.*)m
プリンちゃん、きっと幸せだったと思いますよ。
だって、13年半もの間、大好きなお母さんと一緒に居られたんだもの。
そして、最期のときまで傍に居てくれたんだもの。

わたしはむさしが眠りにつくとき、傍に居てあげられなかったから。。

これからは、痛みも苦しみもない安らかな場所で、
大好きな家族のことを見守ってくれると思います^^

プリンちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。。
あずみさん この日記を書きながら 思い出して辛かったでしょう・・・・
あずみさんほど ポメのことを思っている人はなかなかいないと思います。
まだ 残されたたくさんの子達のためにも 早く元気になってくださいね。

プリンちゃんは あずみさんに愛されて幸せだったと思います。
プリンちゃんのために流した たくさんの涙・・・プリンちゃんはきっとわかっているハズ。そう信じています!
私ももちこにわかっていて欲しいから・・・・

他の子たちのためにもお互いにがんばりましょう!
読んでビックリしました。
いろいろと本当に大変だったのですね。
プリンちゃんも頑張ってくれていたのですね。
犬と会話できたらとどんなに良いかと本当に思いますよね。
犬達は本当に我慢強いと思います。人なら文句もいいそうなのに、犬は黙って耐えていますよね。
本当に頭が下がります。

だけどどんなにその子にいろいろしてあげたとしても、後悔しないということなないだろうと思えます。
親孝行と同じで、愛犬達にまだまだいろいろとしてあげられることがあったのではないかときっと思うと思うのです。
我が家も2匹シニア組がいますが、いろいろと考えさせられることが多いです。

プリンちゃんは幸せだったと思いますよ。
あずみさんが悲しんでいるとプリンちゃんもきっと心配だと思います。
元気を出してくださいね。

プリンちゃんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。
あずみさん…
なんか言葉がみつかりません。

ただただ、プリンちゃんのご冥福を
心よりお祈り申し上げます。。。
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あずみ

Author:あずみ
我が家のワンコのことや日常のちょっとした出来事などを書いています。


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